Roland V-STUDIO20
ヴィジュアル系バンドのボーカルをやってる友人が、DTMを始めたいということだったので、一緒にインターフェースやソフトを見て回りました。
しかし、彼の持ってるパソコンはネットブック!!
つまり、Cubaseやsonarなど普通のDAWソフトは動作しないのです!
で、選択肢としては、最近発売したRoland V-STUDIO20しかないということになり、(友人が)即購入しました。
http://www.roland.co.jp/products/jp/VS-20/
とりあえず操作してみた感想を書いてみます。
【環境設定】
ドライバーのインストール
↓
DAWソフト「ギタートラック4」のインストール&レジストレーション(正規品として使用するためのユーザー登録。これをしないと30日で使えなくなります。)
↓
エディター(画面上でパッチや音色の操作をするためのソフト)のインストール
大まかにこの3つを完了させれば、すぐに使うことができます。
【良かったところ】
インストールが簡単
V-STUDIO20本体でエフェクトをかけるので、PCに負担をかけず、ネットブックのような小さいパソコンでも使える
ボーカルのピッチ補正機能、ハーモニー機能が付いてる
PCに負担をかけずにエフェクトの後がけなどができる
MTR感覚で操作できるので、DTMに慣れていないMTRユーザーに最適
大量のドラムパターン、バッキングパターンがオーディオファイルとして入っているので、それをトラックにドラッグ&ドロップするだけでジャムセッションや簡単な作曲ができる。
小さいので運びやすい
【悪かったところ】
ドラムの打ち込みができない
良いところは、とにかく、これから宅録を始める初心者に使いやすく、低スペックのパソコンでも動くように設計されていることですね。
他のDAWソフトとの相互性も一応あるみたいで、これはSonar系列みたいなのですが
いずれDAWソフトを導入する場合も対応出来るようです。
逆に、個人的に唯一最大の欠点がドラムの打ち込みができないことです。
最初から入ってるプリセットのドラムパターンをトラックに貼りつけることしかできません。
MIDIファイルも読み込めるようにはなっていますが、エディットは出来ないので、他のシーケンサーソフトなどでドラムパターンを作って読み込ませる必要があります。
ようつべやニコ動に上げてる人の活動範囲で言うと
音源を流しながらギターを弾く「弾いてみた」や
同じく音源に合わせて歌う「歌ってみた」
は出来ますが
「一人バンアパ」などのドラムを打ち込みにして全ての楽器を演奏する音源や
初音ミクなどのボーカロイドや歌い手さんなどを使った本格的なオリジナル曲の製作はできません。
たとえば一曲ずっとフィルもキメもない8ビートの曲だったら出来ますけどねwww
だからバンドで使うにしても、プリプロの段階までのクオリティしか出せないと思います。
そんな感じでしたねー
でも、確かに使いやすいので、宅録初心者の方がステップを踏む段階としてこれを取り入れるのは良いと思いました。